Voluntary Liquidation
司法書士が債権者と直接交渉し、将来の利息をカットして元金のみを分割で返済していく手続きです。裁判所を通さず、ご家族や保証人に知られにくく、整理する業者を選べる柔軟さが特徴。「自己破産はしたくない」「住宅ローンは残したい」という方に最も多く選ばれる方法です。
About Voluntary Liquidation
任意整理は、債務整理の中で最も柔軟性が高く、依頼者へのご負担が少ない手続きです。司法書士が代理人として各業者と交渉し、和解契約を結んで将来発生する利息をカットします。これによって、その後の返済は元金のみとなり、確実に完済へと向かっていきます。
裁判所を通さない手続きなので、戸籍謄本や住民票、生命保険の書類などを集める必要がありません。また、整理する業者を選べるため、「保証人がついている借入は除外したい」「車のローンは残したい」といった個別の事情にも合わせやすいのが特徴です。
過去に利息制限法を超える金利で長期間取引していた場合は、引き直し計算によって借金残高自体が大きく減ることもあります。場合によっては過払い金が発生していることもあるため、まずは無料相談で取引内容をお聞かせください。
Pros & Cons
過去に下記の上限を超える金利(いわゆるグレーゾーン金利)で取引していた場合、引き直し計算によって借金の残高自体が減ることがあります。平成22年6月にグレーゾーン金利は撤廃されましたが、それ以前の取引は対象となります。
| 借入額 | 上限利率(年利) |
|---|---|
| 10万円未満 | 20% |
| 10万円以上 100万円未満 | 18% |
| 100万円以上 | 15% |
車などの高額商品は、ローンを返済し終えるまで所有権はローン会社に置かれるのが一般的です(これを「所有権留保」といいます)。商品を購入した際のローンを任意整理に含めると、商品をローン会社に返却しないといけない可能性があります。
ご自身の車に所有権留保がされているかは、車検証の「所有者」欄をご確認ください。使用者欄にローン会社の社名が入っている場合は所有権留保がされています。
ローンが残っている商品を処分したくない場合は、その借入を任意整理の対象から外すことが可能です。
ご家族や知人の方に連帯保証人になってもらっている借金がある場合は注意が必要です。連帯保証人がついている借金を任意整理すると、業者から連帯保証人に対して借金を返済するよう請求が及ぶことになります。
連帯保証人の方の生活に大きな影響が出てしまうため、手続き前にきちんと説明をしておきましょう。なお、保証人付きの借入は任意整理の対象から外すことも可能です。
不動産担保ローンとは、借金の返済が滞った場合に、債権者がその不動産を処分して借金の返済に充てるというタイプのローンです。リスクが大きい借金であるため、任意整理を行う上でも慎重な対応が必要です。
不動産担保ローンを利用されている場合は、手続きを行う前に必ずその旨を司法書士にお伝えください。状況によっては、任意整理以外の手続き(個人再生など)の方が適している場合があります。
Process
借金総額・借入先・取引内容・家計状況・財産の有無などを詳しくお伺いします。お電話またはお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
ご事情に合わせて最適な手続きをご提案。任意整理で進めることが決まれば、委任契約を交わします。この時点から業者への返済はストップします。
司法書士が代理人として、各債権者に受任通知を発送。これにより業者からの督促・取立ては法律で禁止されます。安心して日常生活を取り戻してください。
各業者から取引履歴を取り寄せます(通常1〜2か月程度)。
利息制限法に従って計算し直し、本来の借金残高を確定します。長期取引の場合は残高が減額されたり、過払い金が発生することもあります。
確定した残高をどう返済していくかを業者と交渉。原則として将来の利息はカットし、3〜5年程度の分割返済プランで合意を目指します。
合意した内容で和解契約書を取り交わします。任意整理の手続き自体はここで完了です。
和解契約に従って毎月返済を続けていきます。元金のみの支払いなので、確実に完済へと向かいます。
FAQ
Fees
| 相談料 | 0円 |
|---|---|
| 報酬 | 債権者 1社につき 44,000円 |
ご依頼いただく業者数が2社以内の場合は、1社につき 55,000円 となります。
過払い金が発生した場合、回収額の一定割合(22%)を成功報酬としていただきます。
費用は分割でお支払いいただけます。受任後は業者への返済が止まるため、その分の余力から無理なくお支払いいただける範囲で設定します。
任意整理は柔軟な手続きですが、その分実務的な疑問が多く寄せられます。長年の対応経験からまとめた、ケース別のコラムをご紹介します。